地震・災害に強い木造住宅「TIP構法」日本TIP建築協会

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高耐力TIP構法とは

  • 2012年09月01日

平成7年度から、従来のものよりずっと耐震性の高い「高耐力TIP構法」の開発を目指して実験を開始しました。
 2年度にわたり数多くの基礎実験を済ませて、見通しもついたので、平成8年12月に実大試験をすることにしました。試験体は高耐力の公庫仕様と、同じく高耐力TIP構法仕様をそれぞれ1体ずつ造り、2週間の間をあけ2回にわけて公開実験を行いました。あとに実施した、高耐力TIP構法仕様の公開実験では、林野庁や財団法人日本住宅・木材技術センター、性能保証住宅登録機構(現住宅保証機構)の職員、研究者、マスコミ関係者ら約100人が参加し、この構法が剛性・強度・粘り強さすべての点で優れた構法であることを認めていただきました。
 主な仕様は、柱・土台の断面はすべて120㎜×120㎜、筋かいは45㎜×120㎜、アンカーボルトは   M16です。ガセットプレートは鉄板で補強した構造用合板製のもので、筋かいの断面に応じて釘の本数も増やしますから、ガセットプレートのサイズもひとまわり大きくしました。
その他いくつかの条件がありますが、それらの条件を守れば、極めて耐震性の高いものとなり、標準的な2階建て住宅で比較すると、その強度は高耐力の公庫仕様の2倍になります。また、木造3階建てには最適の構法で多数の実績があります。是非、一度、挑戦してみて下さい。

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